女魅力UPブログ-アラフォー向けスキンケアのレビュー
元ダイバーの肌を焼いて後悔をしたアラフォー主婦が、“女性の魅力アップ”を目指して奮闘しているブログです。

2016年からあちらこちらで見かけるようになった『飲む日焼け止めサプリ』に、思わず「日焼け止めクリームよりも面倒がなさそうだから飲んでみようかな?」と思った方は大勢いらっしゃることでしょう。

日焼け止めクリームに100%の防御効果はありませんし、塗布する際の肌への負担や面倒臭さを考えると、楽な方向に行きたくなるのもわかります。ましてや、好きなモデルさんやタレントさんが「本当に焼けませんでした!」と紹介していれば、心も揺れますよね?

しかし、果たしてサプリメントを飲むだけで本当に日焼け止め効果などあるのでしょうか?栄養療法の勉強で栄養に関して少しは賢くなった管理人(ちいちい)が、期待できる効果や成分の比較をしながら、飲む日焼け止めサプリによる副作用についても考察してみました。

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飲む日焼け止めサプリに焼けない効果なし?あり?

いきなり結論を出してしまいますが、飲む日焼け止めサプリに“焼けない”という効果はありません。配合成分によって紫外線の影響を受けにくい肌を作れる可能性はありますが、外からの防御もしないと絶対に焼けます。

「便秘対策にはヨーグルトの乳酸菌!」を信じて、100gくらいのヨーグルトを朝に食べても便秘解消には至らないのと同じです。わかりにくいと思うので、図を使って説明していきます。

体内での消化と代謝が関係している

これが私たちの体内で行われている大まかな消化と吸収です。簡単な図ですが、実際はもっと複雑な働きをしてくれています。

吸収されるだけでは体の一部にはならないので、この後に代謝が行われます。代謝により、初めてエネルギーや体の構成成分(細胞、臓器、脳、皮膚など)として栄養素が使われます。

しかし、常にストレスにさらされていると、このようにスムーズな消化や代謝をすることはほとんどありません。

精神状態のバイオリズム

私たちの精神状態は、交感神経と副交感神経によってコントロールされます(どちらも生きていくために必要)。

一般的には、働いたり勉強をしたりしている日中は交感神経が優位で、夜に向かって副交感神経が優位になると言われています。ところが、仕事が忙しい時や大きなストレスを抱えていると交感神経が優位なままなので、体がリラックス状態になってくれません。

消化や吸収は交感神経が優位な時には上手に機能しないので、代謝機能も下がっていきます。このような状態では食べたものが体に使われないのはもちろんのこと、サプリメントの栄養素も必要なところに届けられません。代謝機能が下がるということは、ターンオーバーが遅れることを意味するので、摂取した栄養素が有効活用されるまでの時間も長くなります。

摂取したサプリメントの有効性を確かめるには、詳細な血液検査でもしないとわかりません。飲む日焼け止めサプリには抗酸化作用の強い成分が入っていますが、消化も吸収も代謝もうまくできない体では、肌に影響を与える前に体外へ排出されるかストレス排除のために体内で使われて終わります。

販売サイトには、飲む日焼け止めサプリを飲むとすぐに効果が出るような記述がいくつも見当たりますが、摂取したものがその日のうちに肌の表面に出てくることは不可能です。

飲む日焼け止めサプリの各種成分を徹底比較

インターネット通販で購入できる「飲む日焼け止めのサプリメント」を調べてみました。成分表がない商品に関しては、問い合わせをしております。

商品名配合成分
ホワイタス
11種のビタミン(A、C、D、Eなど)、シトラス、ローズマリー、ブライトニングパイン、ハイチオンエキス、ニュートロックスサン
noUV
シダエキス、ビタミンE含有植物油、リコピン、HPMC、結晶セルロース、ステアリン酸カルシウム、ショ糖脂肪酸エステル、ビタミンC、マリーゴールド抽出物(ルテイン含有)、ビタミンB12、クチナシ(クロセチン含有)、着色料(酸化チタン)、ビタミンD
ポルク
シトラス果実及びローズマリー葉エキス、粉末混合物(コラーゲンペプチド、N-アセチルグルコサミン)、混合ハーブエキス(グアバ、ホーリーバジル、セスバニア、レモン皮、アムラ、ベニノキ種子)、オリーブ葉抽出物、デキストリン、コラーゲンペプチド、ザクロエキスパウダー、トマトパウダー(リコピン含有)、マリーゴールド抽出物、クチナシ、セルロース、HPMC、ソルビトール、ステアリン酸Ca、微粒二酸化ケイ素、L-アスコルビン酸2-グルコシド、L-シスチン
ヘリオケア ピュアホワイト ラディアンス マックス240
シダ・ポリポディウム属抽出物、ザクロ抽出物/L-シスチン、糊料(HPMC)、ビタミンC、ナイアシンアミド、ステアリン酸マグネシウム、二酸化チタン、食用赤色40号、食用青色1号
UVロック
シトラス果実・ローズマリー葉エキス末、葛花エキス末、白キクラゲエキス末、酵母エキス(酵母エキス、デキストリン)、シルク加水分解物(シルク加水分解物、デキストリン)、鮭鼻軟骨抽出物/HPMC、ビタミンC、ステアリン酸Ca、セルロース、カラメル色素、ビタミンD
スーパーエイチツー サンシトラス(DHC)
レッドオレンジエキス末(レッドオレンジエキス、マルトデキストリン)、酵母(システイン含有)、食用油脂、パインアップル果実抽出物、ヒマワリ油/ヒドロキシプロピルメチルセルロース、シクロデキストリン、クエン酸カリウム、炭酸カリウム、着色料(カラメル、酸化チタン)、微粒二酸化ケイ素、硫酸マグネシウム、水素
ホワイトヴェール
シトラス果汁及びローズマリー葉エキス末、混合ハーブエキス(グアバ、ホーリーバジル、セスバニア、レモン皮、アムラ、ベニノキ種子)、植物プラセンタ(メロン胎座抽出物、デキストリン)、バラ花びら抽出物、ザクロエキスパウダー、トマトパウダー(リコピン含有)、マリーゴールド抽出物、クチナシ、アーティーチョーク葉エキス/結晶セルロース、微粒二酸化ケイ素、ステアリン酸Ca、セラック、ビタミンD
メディパラソル
ニュートロックスサン(ナリンゲニン、カルノシン酸、ロズマリン酸)、オリーブポリフェノール(ヒドロキシチロソール、チロソール)、レッドオレンジコンプレックス(アントシアニン、フラバノン)
雪肌ドロップ
シトラス果実及びローズマリー葉エキス末、混合ハーブエキス(グアバ、ホーリーバジル、セスバニア、レモン、アムラ、アナトー)、コラーゲンペプチド及びN-アセチルグルコサミン混合末、システイン含有酵母、植物プラセンタ(メロン胎座)、コラーゲンペプチド(ゼラチン)、ザクロエキスパウダー、トマトパウダー(リコピン含有)、リンゴンベリー抽出エキス、マリーゴールドエキス(ルティン含有)、結晶セルロース、貝殻未焼成カルシウム、ゼラチン、ステアリン酸Ca、L-アスコルビン酸2-グルコシド、二酸化チタン、カロテノイド
美百花
シトラス果実・ローズマリー葉エキス末、デキストリン、混合ハーブエキス(グアバ、ホーリーバジル、セスバニア、レモン皮、アムラ、ベニノキ種子)、 トマトパウダー(リコピン含有)、クチナシエキス、フィッシュコラーゲン、植物プラセンタ(メロン胎座抽出物)、ザクロ果汁、N-アセチルグルコサミン(エビ・カニ由来)、セルロース、ステアリン酸Ca、微粒酸化ケイ素、ビタミンC、着色料(マリーゴールド色素)、シスチン

各種成分は商品によってこだわりがありますが、「飲む日焼け止め」のポイントとなっているのはニュートロックスサン(シトラス&ローズマリー)またはポリポディウム・リュウコトモス(シダエキス)という成分のようです。

太陽が照りつける国、スペインのミギュエル大学が10年の歳月をかけて完成させた成分です。Nutrox Sunは、ローズマリーとシトラスから抽出された天然ポリフェノール。飲み続けるほどに紫外線保護に良いとされる、新時代のUVケア、紫外線対策成分として注目されています。

ニュートロックスサンのAmazon販売ページより引用)

ポロフェノールは抗酸化作用が高い成分で、過剰に発生した活性酸素を無毒化するのに適しています。しかし、ポリフェノールだけで無毒化できるわけではなく、ビタミンA,C,EやCoQ10(コエンザイムQ10)などの抗酸化作用も同じくらい重要です。

シダ植物から抽出した成分がポリポディウム・リュウコトモス(polypodium leucotomos)は抗酸化作用、メラニン色素産生を抑止する効果や、日焼けによる炎症を抑える効果があるとされています。

教えて!goo ウォッチ 美容・健康「飲む日焼け止め」って何!?皮膚科医に聞いたより引用)

ポリポディウム・リュウコトモス(シダエキス)にはいくつも論文が出ていてエビデンスはあるものの、上記の皮膚科医によると「アレルギーを起こしやすい」という植物なので、医師の診察も受けずに飲むのはおすすめできません。

飲む日焼け止めサプリの成分を見てみると、確かに肌に良いとされる栄養素は配合されております。ところが、どれだけ配合しているのかは、DHCの『スーパーエイチツー サンシトラス』以外は不明でした。その他の9社に問い合わせてみたところ、5社のみ回答を得られました。1社は配合量を教えていただけましたが、4社は他社による模造を防ぐためとのことで開示していただけませんでした。

現状では食品の消費者への開示義務はありません。しかし、消費者に堂々と開示できない商品は、本当に成分が含まれているのかどうかは食品分析をしないと分からないことなので、個人では調べようがありません(商品ごとに分析をかけられる余裕のある人なら別ですが)。開示されているから信用できるというものではありませんが、私ならそのような商品は選びません。厚生労働省も注意を呼びかけているので、購入すべきかどうかは自分の頭で考える必要があります。

健康食品の有効性や安全性を判断するためには、「量」の情報が必要です。「どれくらいの量」というのが分からなければ、安全なのか、生体に良い影響があるのか、分からないからです。量が表示されていないということは、作っている側の品質管理ができていない可能性があります。実際に、成分名表示はあっても含有量表示のない製品を分析したところ、その成分が検出されなかった(入っていなかった)という報告があります。量の表示がない製品は、有効性も安全性も分からない製品である可能性があります。

出典健康食品の正しい利用法」(厚生労働省)

@コスメにある「日焼けしにくくなった」という口コミを見ても、飲む日焼け止めサプリだけでお手入れをしている人はいません。反対に、サプリメントの力だけを信じた人は「焼けました」とも書いてあります。問い合わせを行った企業からも、「外側からの対策を行うとより効果的」という回答を得ています。要するに、サプリメントだけで日焼け対策はできないということです。

化粧品でトラブルを起こしやすい肌の持ち主は、命に関わる臓器等が弱っている可能性が高いです。仮に飲む日焼け止めサプリが本当に肌へ影響を与えるとしても、摂取した栄養素は生命維持のために重要な部分に使われてしまうので、摂取し続けてもお金の無駄になるかもしれません。

飲む日焼け止めサプリによる副作用とは?

これまでの流れで「安易な購入はやめよう」と思った方がほとんどだと信じています。しかし、まだ望みを託したいと思っている方には、飲む日焼け止めサプリを摂取することによるリスクをお伝えいたします。

サプリメントは薬ではないので、違法な商品でない限りは副作用が起こることはありません。しかし、食品に当たるので、アレルギー反応を起こしたり肝臓に負担を掛けたりすることは避けられません。

飲む日焼け止めサプリはやめられない仕様になっている

書き方は企業によって変わりますが、「紫外線の影響は1年中だから継続して飲むことが大切」といった文言が含まれています。言い換えると、「飲み続けてね!」ということになります。これに疑問を持ちませんか?

サプリメントは「足りない栄養素を補うための栄養補助食品」です。紫外線の影響を受けることは絶対に避けられないのだから、ダメージを自分で排除できる体を作らなければ意味がないですよね?病気が治ったら薬の服用が必要なくなるように、サプリメントも代謝がうまく回せるくらい栄養が足りてくれば飲む必要がありません。

自然素材から作られていることを強調している商品がありますが、加工されて凝縮した栄養素がダイレクトに運ばれるのだから、食材をかみ砕いてから消化・吸収・代謝させるのとはプロセスが違います。これを長く継続することによって肝臓に負担をかけ、思わぬ病気を発症する恐れもあります。

肝臓疲労の原因に

私たちの体にある全ての臓器が24時間365日働いてくれていますが、そのなかでもブラック企業体質なのが肝臓です。

  • 血液の調整
  • 赤血球の分解
  • 解毒作用
  • 胆汁作り(脂質の消化)
  • 栄養の貯蔵
  • 体タンパクの合成
  • 代謝酵素作り

など

これらの機能がうまく回っていない時に、質の良いサプリメントが力を貸すことはあります。しかし、肝臓にとっては異物でしかないので、正常に機能している時に加工された栄養素が入り続けたら、余計に働かなければなりませんよね?もし、質の悪いサプリメントであれば、肝臓にかかる負担は計り知れません。

肝臓がどんなに疲れたとしても、私たちが生きていくためには働き続けなければなりません。食べたりストレスを受けたりするだけでも負荷がかかるのですから、生きる上でそれほど重要ではない飲む日焼け止めサプリは飲む必要があるでしょうか?肝臓が疲労を起こすと、真っ先に影響を受けるのは皮膚です(肌の状態が悪くても、命に別条はありません)。「日焼けしにくいなんて楽でいい!」などと安易に手を出さないようにしましょう。

この記事のポイント

飲む日焼け止めサプリによる効果は、「絶対に焼けたくない」と考えている人と「紫外線によるリスクを最小限に抑えたい」と考えている人では感じ方が変わります。「日焼けをしたくないからサプリメントを摂取しよう」と考えているのであれば、全く効果はありません。

管理人が問い合わせをした一部の企業では、安全性の低さも疑われるので、情報を盲信せずに冷静な判断をしてください。よほどの被害がなければ、「自己責任」で片付けられてしまう現代です。自分の健康は自分で守るしかありません。

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